横山タカ子の汁飯香

汁飯香（しる・めし・こう）＝汁もの・ごはんもの・お漬けもの。 毎日おかずを作らなくても、汁飯香があれば、 食卓はこんなに豊かに！ 温かいみそ汁に炊きたてのごはん、それにお漬けものがあれば、 それだけでホッとする…私たち日本人の食事の根幹にあるのが、 「汁」「飯」「香」です。 「汁飯香が揃っていれば、毎日の食事はもちろん、 人を招いたときだって、じゅうぶん立派なおもてなしになります」 そう語るのは、長年にわたって郷土料理や信州の行事食を 研究している料理研究家の横山タカ子さん。 パパッとすませたいときは気軽なのっけごはん。 特別な日には、華やかなおすしを。 そのほか、日々の晩酌の〆や、大勢の人が集まるときにも── さまざまなシーンで、汁飯香は活躍します。