特集は「峠に挑む鉄路」。鉄道は鉄のレール上を鉄の車輪が転がって走行するため摩擦が少なく、勾配は大の難敵です。そのため、現在のようなトンネル技術が向上する前は、行きつ戻りつして登るスイッチバックや、山を大回りするループ線などを用いて峠を越えてきました。車両側でも登坂性能を高めるため、特殊な技術を採用した機関車や電車などが開発されてきました。 実際に鉄道を運行する側は非常に大変な峠越えですが、模型の世界ではたいへん魅力的な題材です。鉄道模型レイアウトにスイッチバックを取り入れたり、専用車両をコレクションしたりする人も多くいます。今回の特集では、模型的観点から峠越えを考察していきます。